当院の年間出産取扱い件数は大学病院のおよそ4割です。/ 経験豊かなスタッフによる手厚いケアを特色とし、皆さまの「心豊かな温かいご出産」をしっかりとサポートいたします。

まとめてQ&A

マザーズの特徴をまとめて教えてください。

マザーズでは、“ 病院外来 ” “ 医療分娩 ” とはまったく異なる「優しい健診」「温かい出産」「しあわせな母乳育児(ミルク併用も)」を実践しています。
そのための「手厚いサポート」が特徴です。

    具体的には、
  • 明るくアットホームで、広々とした院内。
  • ご家族いっしょの妊婦健診、胎児エコー。
  • 毎回の健診毎に、助産師とフランクなコミュニケーションで不安を解消。
  • マザーズLDRで、ご家族仲良く立ち会い出産。
  • 幸せいっぱいのママカンガルー、パパカンガルー。
  • 産後はきれいなシャワー付き個室。
  • ご家族もいっしょにお泊まり入院可能。
  • 「里帰り出産」にも細やかに対応。
  • 母乳に優しく、おいしいお食事。
  • 母児の個性に合わせた、優しい母乳育児。(ミルクと併用が好ましいこともあります。) 
  • 出産介助から赤ちゃんのお世話、授乳ケアまで、健診で懇意になった助産師たちが親身にサポート。
  • 母児サポートは、退院後も1ヶ月健診(+α)まで助産師たちが対応します。
    そして、もちろん
  • 産婦人科専門医による妊婦健診、出産立ち会い、緊急処置・手術(365日、24時間対応)。
  • 赤ちゃんの診察は小児科専門医が行っています。
マザーズはどんな人にお勧めですか?
  • “ 病院外来 ” “ 医療分娩 ” とは違った温かさ、「温もりのある出産」を大切にしたいと考える方。
  • “ 出産まで ” ではなく、赤ちゃんそれぞれに合わせたお世話や授乳法も身につけて帰りたいと考える方。
  • 不安だらけの(あるいは、何が不安かも分からない)初産婦さん。
  • 前回の妊娠、出産、母乳育児でサポート不足に懲りた経産婦さん。
  • 妊婦健診から立ち会い出産、パパカンガルーまで、パパもいっしょに気持ちを分かち合って、家族の絆を深めたいご夫婦にもお勧めです。
  • 「美昧しくて母乳にも良いお食事」を入院中に “ 実食 ” で学びたいという方も歓迎です。

“Mothering the mothers”

なぜ「手厚いサポート」が出来るのですか?

マザーズでは特に助産師の意欲が高く、人員も豊富(分娩数に対する助産師数の割合が非常に高い)だからです。

助産師は全国的にも貴重で大きく不足している職種ですが、マザーズは通常の産婦人科ではなく産科(出産)専門の施設なので、資格を活かしたやりがいを求める助産師が集まりやすい環境にあります。

「手厚いサポート」をやりがいと感じる助産師が集まる。
意欲ある助産師が集まるから「手厚いサポート」が出来る。

マザーズはこの好循環で成り立っています。

母乳育児は難しいですか?ミルクでも良いですか?

妊娠中、産前からの体の準備も大切ですので、助産師といっしょに取り組みましょう。

本番は出産直後のカンガルーケアから始まります。ママの胸で赤ちゃんが乳首を探したり、口の動きや指しゃぶりでおっぱいを欲しがっている仕草を始めます。これを見逃さずに助産師が赤ちゃんを誘導します。

産後入院中は数時間ごとの頻回授乳が大切になりますから、赤ちゃんとママのペースに合わせて助産師が24時間体制で授乳サポートを行います。
マザーズの入院生活は、赤ちゃんとママと助産師の “ 育児合宿 ” なのです。(出産当日はママの休養を優先します。)

マザーズの授乳サポートは “ 優しい母乳育児 ” を目指しています。
始めから母乳に拘ることはなく、ミルクと併用しつつ徐々に母乳中心に移行したり、最終的にも必ずしも完全母乳がベストとは考えていません。(時には完全ミルクの方が適しているケースさえあります。)
ママと赤ちゃんの個性を見極めて、無理のない授乳スタイルを軌道に乗せて行くことがマザーズの役割です。

食事はとても大切です。
マザーズでは、良い母乳が出るように、母乳を詰まらせて辛い乳腺炎になったりしないように、助産師と栄養士がよく目配りしたメニューになっています。
ママのテンションが上がるようにある程度の華やかさも添えていますが、そこがメインではありません。家庭でも実践できる料理のヒントが満載です。
赤ちゃんと母乳に優しい食事を考えるならば、豪華なフランス料理のような入院食はあり得ません。
「入院食を見れば産院の性格がよく分かる」と言われるのは、そういう理由があるからなのです。

「母乳育児(ミルク併用も含む)」はママの努力やサポートも必要ですが、赤ちゃんとママにとって至福の宝物ともなってくれることでしょう。

出産後もサポートしてもらえますか?

退院して自宅に帰られてから急に現実に立ち返り、戸惑いや不安にかられることがよくあります。退院~1ヶ月健診までの期間こそ、最も不安定でサポートを必要とする時期なのです。

マザーズではこの期間も無料(保険適用部分のみ有料)で、電話相談や外来サポートを行っています。
1ヶ月健診以降は、必要に応じて外来サポートを行い、訪問ケアも行っている元マザーズの助産師(および、信頼できる元マザーズの助産師)も活用して母乳育児をサポートして参ります。

他院でご出産され母乳育児に戸惑っている方も、これらの信頼できる助産師をご紹介できますのでご相談ください。(ある程度近隣に限られます。)

「助産院」に近い感じがしますが、どう違いますか?

産婦人科専門医が妊婦健診を行い、分娩立ち会い、緊急処置、手術に365日24時間体制で臨みます。

赤ちゃんの診察は小児科専門医が担当します。
近隣の大学病院やNICUともホットラインを結んでいます。

助産院では、母児の緊急時にごく限られた医療処置しか行えません。

助産院のような温かさと、それをしっかり支える医療のバランスが「マザーズのかたち」です。

(年間の出産取扱い件数は大学病院のおよそ4割、助産師実働人数は助産院の約8倍の規模です。)

緊急手術にも24時間対応」へ

分娩費用の考え方を教えてください。マザーズの費用はどうですか?

分娩費用はそれぞれの施設で異なり、明示されていないことがむしろ多いようです。
一見安いほど結局は追加費用がかさむケースもままあります。理由もなく安いとか、理由もなく高いということはないのです。

生涯に数回しかないご出産です。見た目の金額よりも、皆さんそれぞれが大切にしたい部分と各施設が重視する部分が一致することが何より重要です。

マザーズでは開院当初から、想定外の追加費用が最小限となるように、ほとんどの費用をあらかじめ明示しています。 マザーズの分娩費用には、LDR使用料、シャワー付き個室料や、“ 24時間 ” 授乳ケアに関わる費用、美味しくて母乳に優しい入院食一式、御祝い膳などを含みます。

そして、皆さんが一番心細く不安定になるのが退院後~1ヶ月健診までの時期です。
この期間の母児サポート費用まで分娩費用に含まれていることは珍しく、マザーズの考え方をよく表しています。

豪華さ、ラグジュアリーにお金を掛けるのではなく、母児にとって実質的、実用的に重要な部分に力を入れているのがマザーズの特徴と言えます。

 院内見学や「下見」はできますか?

特別に「院内見学」は行っておりません。

「子宮がん検診」の受診がてら、院内の雰囲気を下見されている方はよく見受けます。実母さんが子宮がん検診を受けて気に入られ、娘さんに「里帰り出産」を勧めたというお話もあります。
「年に一度の子宮がん検診」は推奨されるべきものですので、マザーズで受けられることは歓迎いたします。

マンガ「よこはま産院物語」で妊婦健診~立ち会い出産~入院生活をリアルに体験することが出来ます。

 通院に30分以上かかりますが、大丈夫でしょうか?

陣痛が始まった時にどのくらいで来れるかが問題です。

陣痛の際の来院は自家用車かタクシーになりますので、車での「所要時間」をネットで検索してみてください。
ラッシュ渋滞の時間帯を外して検索して40分未満が通院範囲の目安です。(渋滞時間に近い時は早めに出発して頂いています。)

第三京浜《都筑IC》からは5分の距離なので、みなとみらいや保土ヶ谷方面、都内から通われている方もいらっしゃいます。

  • 各IC~都筑ICまでの標準所要時間
    世田谷玉川~6分 横浜青葉~9分
    保土ヶ谷~7分 戸塚~16分
    みなとみらい~12分 生麦~12分

車なら30分でも「電車やバスを乗り継いで通うのはもっと大変」という方は、妊娠8ヶ月までお近くの産婦人科で妊婦健診を受けることも選択できます。
この場合は、Q11 のマザーズでの「里帰り出産」に準じた方式とお考えください。

  • 分娩受け入れ実績のある区域は以下の通りです。(里帰りを除く)
    世田谷区、目黒区、幸区、中原区、高津区、宮前区、青葉区、都筑区、港北区、鶴見区、神奈川区、緑区、旭区、保土ケ谷区、西区、中区、南区、戸塚区、港南区、磯子区
「里帰り出産」「計画出産」はできますか?

出産前からではなく、「出産退院後の里帰り」を選択するご夫婦が増えています。

マザーズで出産してしっかり母乳ケアを受け、パパも同泊して早期愛着形成と育児練習を積んでから里帰りする、というパターンです。
マザーズの温かい環境で出産を乗り越え、パパとママ、赤ちゃんや上のお子さんが離ればなれになる期間を最小限に出来るメリットがあります。
里帰りから戻られてからも、直接または間接的にマザーズの母乳育児サポートを受けることが出来ます。

マザーズでの「里帰り出産」は歓迎します。
妊娠9か月(33週)以降はマザーズで健診を受けてください。それ以前にも1~2回受診して頂く必要がありますので、お電話でご相談ください。
マザーズでの健診回数は減りますが、健診時間は長めに取り、十分にサポートして参ります。
実家のお母様といっしょに健診や胎児3D/4Dエコーを受けて頂いたり、立ち会い出産もして頂けます。
入院の際にご主人や上のお子さまもいっしょにお泊まり頂けるようになりますので、里帰りの方には特に有用です。

「計画出産」は経産婦さんのみ可能です。
赤ちゃんの成熟度を考慮して、予定日10日前以降のタイミングとなります。(陣痛発来時期が早い方には不向きです。)
月毎に人数制限があり、追加費用が2万円かかります。
留意して頂きたい事項もありますので、診察時に院長とよくご相談ください。

妊婦健診~立ち会い出産~入院生活を
全9話の漫画で詳しく情報公開中です。

マンガ「よこはま産院物語」

「陣痛」を軸に、自然分娩と無痛分娩、
分娩施設の種類と対策を詳しく解説しました。

「自然分娩」「陣痛」「無痛分娩」について